鮒忠創業者 “焼き鳥の父” 根本忠雄 30の金言
根本忠雄は大正生まれ、11歳から米屋の丁稚奉公で修行し17歳で独立し、人並み以上の努力を続け
20歳から30歳まで米屋・川魚屋を繁盛させました。
その間にも四度の徴兵があり、戦後33歳で復員。
やせ細った体で裸一貫の0(ゼロ)から、焼け野原だった浅草で鮒忠を再開。
信念をもち人を大切にする商いを積み重ねていった結果、
やがて商売は年商200億へ成長、のちに『焼き鳥の父』と呼ばれる様になりました。
2014年根本忠雄生誕100年にあたり発行した「魂はいつも商人・根本忠雄の金言集」より…
時代を超え、今もなお不変な商売人のバイブル30名言集です。
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焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.1
努力は積み重ねて実力になる
上ばかりみないで、足元をしっかりと見てコツコツと、
一つ一つ積み重ねて行くことが大切です。
努力が習慣になったとき本当の実力となります。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.2
怒るな 威張るな 欲張るな
その人が立派だとか、良い人だとか、偉いとかいうのは、
他人が決めて他人が認めることで、
自分を自分で評価するものではありません。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.3
損して徳はとれない
お客様に「損をして売る」商人は、
お客様に一時的に得を与える事が出来ても、
お客様から徳(信用)を得ることはできません。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.4
商人とはお使い小僧
商人とは一体何だろうと考えることがあります。
そんな時、いつも一つの考えに達します。
それは、商人とはお使い小僧ということです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.5
お客様を大切にし、
お客様を欲しがらない商人は、あらゆるお客様に公正でなければなりません。
お客様を本当に大切にしている商人は、
片寄ったかたちでお客様に迎合したりしません。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.6
お客様は裁判官、
神様や仏様ではない商売の世界では、商人の道義の善し悪し、商品の
良し悪しについて、正当に判断を下す権利を
持っているのがお客様であると思います。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.7
わずかな収入でも、
生活できる忍耐力を養う信念を持続させるために、わずかな収入でも生活できる
工夫と忍耐力を身に付けておくことです。
そうすれば、商売はいつか日の目を見る時がきます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.8
働く事と倹約を身につければ、
商売は必ず成功する倹約とケチは違います。
ケチは必要以上に物を惜しがる我欲の産物であり、
倹約は必要以外の無駄を省く、克己の精神といえます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.9
売りたい気持ちと売る気構え
売りたい気持ちは焦りを呼び、お客様や自分が
見えなくなることがあります。売る気構えは商人の魂に
かかわるもの。商売への確かな視点が生まれます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.10
商売の壁と発想の転換
(焼き鳥の誕生)商人は、常に発想が柔軟でなければなりません。
壁にぶち当たった時には、あらゆる角度からその壁を
乗り越える方策を、考えなければなりません。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.11
商品価値をどうして知らせるか
(丸蒸し焼きの持久戦)商人に必要なことは、
先ず商品をお客様に親しんでもらう姿勢です。
売れる売れないは、その後からついてくるものです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.12
会社に借りをつくるか、
会社に貸しをつくるか長い間には、貸しをつくる人は必ず浮上してきます。
借りをつくる人はどこへいっても借りをつくり、
そのうち会社に限らず、社会から相手にされません。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.13
人を信じて、人に頼らず
人を信じて頼りながらも、裏切られた場合には、
人を責めるのではなく、
自分の不徳のいたすところと思えばいいのです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.14
知識で人は使えない
知恵のある人間は、相手の意見を良く聞いて、
相手の気持ちを理解するよう努力しながら、考えてしゃべります。
だから、お互いの心が通じ合います。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.15
企業人は生活のバランスが大切
人生意気に感じることは大切だと知りながらも、
併せて自分を取り巻く周囲の人たちとの生活のバランスが
大事だと思います。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.16
家庭に仕事を
持ち込むことは素晴らしい私はいつも社員や家族に自信を持って
仕事の話をします。
家庭に仕事を持ち込む、これは素晴らしいことです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.17
人使いでわかる良い店、悪い店
人使いの良し悪しは、究極のところ、
人を大切にするかしないかの経営者のものの考え方に
係わってくるものです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.18
誠心誠意がなければ、
何をしても人の心にとどかないお客様への誠実、仲間同士での誠実、友人関係での誠実。
あらゆる人間関係において、常に相手に誠心誠意を
つくすことは、自分自身の人格を高めること。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.19
感謝の心で人と接すれば、
自分が楽しくなるお客様への感謝、友人への感謝、家族への感謝、
自分を取り巻くすべての人たちに感謝する。
感謝は人を幸福に導いてくれます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.20
人に敬われる前に、人を敬う
ちょっとした朝の挨拶にも、礼儀を持つか持たないか、
相手を敬うか敬わないかで、随分とその人の人生の
生活環境を変えてしまいます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.21
逆境を逆手にとる
逆境に立たされた時は逃げてはいけません。
立ち向かっていけば、いつかそれが自分の力になります。
腹をくくって逆境に遭える事は幸せと思えば良いのです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.22
人並みにはいつでもなれる
商売人には、折角種を蒔いて芽が出ても、成長を待ち切れず、
若葉のうちから食べてしまうところがあります。
これではお金の蔓も萎えてしまいます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.23
自愛の精神で生きる
自愛は単に自分を可愛がるという世界ではありません。
むしろ、この世に生を受け、力強く生きていくために、
自分を厳しく見つめる姿勢です。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.24
好、不調の波に踊らされるな
調子のいい時は絶えず戒め、悪い場合でも、
こんな悪いことばかりではないと、最大限の努力を注いで、
被害を最小限にくいとめる。この精神が大切です。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.25
最大の敬意は、
その人を好きになること人間が相手方に払える最大の敬意は、
その人を好きになることです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.26
時代の流れを受け容れながら、
強い信念を持つ時勢という、抵抗しきれない時代の流れを受け入れながらも、
その中で、自分の行く道、自分の考えはこうだという
強い信念を持つことが大事です。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.27
自信の経験を有効に生かす
人は誰でも、「経験」というものを自分の人生のなかで
所有します。有効に生かすか、忘れ去るかの違いが、
その人の人生に大きな影響を与えます。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.28
自己過信は禁物
蟹は自分の体が入るだけの穴、つまり城をつくります。
自分の体以上の大きな穴を掘ると、外敵に襲われ、
自ら墓穴を掘ることになります。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.29
仕事の中から、
喜びを見つけ出す苦しいことに耐え抜いて、
ひとつのことを成功させた時の喜びは到底、
遊ぶ喜びなどと比較にならぬほど楽しいものです。 -
焼き鳥の父 根本忠雄の金言 No.30
職業に疑問を持つな、
仕事に疑問を持て(焼き鳥商法より)日々の仕事は、常に疑問をもつことで改善、向上しあなたは
なくてはならない人間になっています。誰のためになるかと
いえば、みな自分自身のためになっているのです。